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No.017 台所プランの話 (06/03,1999) 美里学
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一般的な話ではあるが、家を計画する場合その決定権は、男性は外観やエクステリア、女性は水まわりやインテリアと相場が決まっているようだ。特にキッチン等は設計者も女性が決めるものだという考えで打ち合わせにのぞんでいるものである。
しかし、今の時代このような考えで家づくりを行うのはナンセンスだとは誰も思わないのだろうか。男性もキッチンに立ち、女性も庭いじりをする時代ではないか。施主側も設計する側も少し考えを変える必要があると思う。大事なのは、それが住む人のライフスタイルにあったプランかどうか、ということであり、固定概念はその判断を曇らせるので要注意である。
もう一つ、これは何も台所に限った話ではないが、よく聞くことなので話しておきたい。
どこの企業でも同じであろうが、住宅メーカーでも、設計マンと営業マンでは、どうも営業マンの方が力が強そうである。「台所は西側にもうけろ」という営業マンの理由はこうだ----「購入者との打ち合わせは、午後からが多い。だから、明るい台所を強調するには、打ち合わせ時を考慮すると、分譲住宅や展示場では西側に設けるのががいい」。ま
た、違う営業マンは「台所は西側にもうけるな」という。理由は、夏場の温度の高い時期は、西日が入ると物が腐りやすくなるからである。
しかし、これらは、一つの状況だけからの憶測で、トータル的に物事を考えての意見ではない。こういう打ち合わせ内容で間取りが決まっていくのなら、問題がでてくるのもやむをえないことだろう。営業マンの声が大きすぎて設計者の声がかき消され(いや、分かっていても言えないかもしれないが)ているかもしれないので、注意して打ち合わせをす
すめて欲しい。
まとめると、固定概念と営業マンの押しの強さ、この二つにはくれぐれもご用心、ということ。■
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