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No.021 ノンアスベストはいいことずくめか?(読者の声から)
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建築設計事務所に勤務していますが、5〜6年前に建築した物件に関して最近施主からのクレームがひとつでてきて、自分なりに各メーカー関係者といろいろ話した所、将来において問題がでるのであろうか?と危惧しましたので提案してみます。
それは、珪酸カルシウム板などのノンアスベスト化に伴い世間では良い事ずくめのような感がありましたが、現状ではノンアスベスト商品は、以前のアスベスト(石綿)商品と比べて耐候性、耐久性などにおいてかなり劣っているのではないかという問題です。実際にノンアスベスト化が完全に実施されたのはどの位かはハッキリしませんが、やはり5〜6年位(?)前のようです。
あるメーカーなどは、アルカリ質基材の製品はノンアスベスト化して酸性雨に対してかなり耐久性がなくなっているとか、吸水性が以前よりかなり高くなったとか、の見解があるようです。が、現状での話となると、そこまでのクレームがでていないので「???」状態なのです。
しかし、ここで問題に思えてきたのが、住宅産業において防火サイディングがかなり一般化してきた現状において、防火サイディングの基材自体のノンアスベスト化による品質低下があるとすれば、数年先には基材のもろさが露出するのでしょうか?(スレート材料も同じ)
基材生産側のメーカーとしては、良質塗装による保護をよくいいますが、基材の耐久性不足を他メーカーの塗料業界に一心に託している様には疑問を感じます。
このノンアスベスト化の商品群の、環境に対する良さの裏に隠れている材料(外壁の基材として)の耐久性は、実際どの様になっているのでしょう? ノンアスベスト化商品群は住宅の耐久性という問題については今後ひとつのキーとなるのでしょうか?
実務上から上記のような疑問を感じましたのでまた機会があれば取り上げてみてはいかがでしょうか?(woody)■
woodyさん、おたよりありがとうございます。私たちの聞き知るところでも、ノンアスベスト化商品の耐久性に関するまとまったデータはないので、今のところこれについてお答えすることはできません。今後参考になるデータを入手しましたら取り上げていきたいと考えています。
これから家を建てるというみなさんは、このような問題があることを念頭に、ハウスメーカーや工務店の担当者に質問
してみるのもいいのではないでしょうか。woodyさん同様にこの問題を心配され、もしかしたら調査しているところもあるかもしれず、有効な回答が得られるかもしれません。長く住まうことになる住まいなのですから、耐久性は大事な問題です。(ハビタット事務局)
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