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No.039 それを「文化」といえるのだろうか?(読者の声) (10/11,1999)
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本誌#030収録の津村喬氏「ホームレスの建築文化」(住まいにひとこ
とNo.036)を読んでの感想を。
ホームレスの現状を見る、聞く、考える、全てに何らかの答えがあります。
しかし、セシリア・サントスさんのような解釈には、大袈裟過ぎて抵抗を感じます。僕は、「勝手な事を言うな」なんて絶対言いません。ただここでも、文化と言う表現で解決してしまう傾向がみえます。
ダンボールでの生活者が、花などの飾り付けをしていたら誰でも最初は驚きます。しかしこれを誇り、「人間としての誇りなんだ」となると偽善的です。後に続く、「暮らしを見直すヒントになるかもしれない」の為にあるようなんです。
そこにある様々な工夫は、見るものに悲哀を感じさせます。しかしそれは文化では決してありません。人間だから出来た事で、雨、風、敵から身をを防ぐために、棲み家を見つける他の動物と変わりありません。
「収容所の人達は、人間としての誇りを持った」、同感です。でもやはり、それらも文化ではありえません。その時を、人間らしく生きる為、だけであるからです。
文化は長いスパンで観なくてはなりません。生まれ、そして必ず無くなっていきます。どれだけ長い年月を費やせるかが、文化の基準です。
少し厳しい事を言いますと、ホームレスの方々の工夫も、子供が箸の持ち方を、効率よく工夫した程度であり、観かたとして否定は出来ませんが、建築家などなどが、なんだかアイデアに乏しいだけに聞こえます。
「〜の文化」、この表現は、判るようで判らない。あるようでないもの、なんではないでしょうか。
「家のローンを支払い続けることだけが人生ではないのだ」この言葉には共感できます。実際にそれを口にすると世間ではどんな反応になるでしょう。この世間は横並びを求めているからです。(北海道の繁)■
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