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No.078 視線をさえぎる(10/30,2000)
美里学
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HABITATのエクステリア相談やQ&Aをみていると、建物や部屋内だけにとらわれ、入居後に「周りからの視線が気になる」という相談が実に多い。
エクステリア特集などでも、「住まいとは家の中だけではなく外での生活も考えなければならないこと」や「自分の敷地以外の周辺状況にも気を配り住まいを計画していかなければならないこと」を述べているのだが、この手の質問が減りそうもないので「住まいにひとこと」でもその対応についての考え方について少し取り上げて見ることにした。
□視線をさえぎる方法
視線をさえぎることは、物を隠したり見たくない物を被ったりすることで、その方法は大きく分けると「全面的にさえぎる」場合と「部分的にさえぎる」場合とに分けることができる。
・全面的にさえぎる場合
全面的に視線をさえぎりたい場合には、植栽では葉が小さく密な樹木(カイズカイブキ、マキ等)で生垣などを施す必要がある。アルミ製品のフェンスやブロック積みで塀をつくり視線を遮ることが、今までは一般とされてきたかもしれないが、景観面への配慮を考えるとあまり好ましい方法とはいえない。基本的にはフェンスやブロックを用いる場合にも足元などには植栽を植えて、圧迫感や威圧感のないように工夫することを心掛ける必要がある。
・部分的にさえぎる場合
住宅の場合、隠したい物には便所や浴室の窓、ガスメータ、物置、ゴミ置き場、サービスヤードなどが上げられるが、植栽で部分的に視線をさえぎりたい場合には、中高木を隠したい物のできるだけ近くに配植するとその効果が高い。隠すのに用いる樹木と手法は、隠したい対象物により異なるが、注意することはエアコンの室外機や給湯器。これにあまり近づけて配植すると熱や風により枯れてしまうこともある。フェンスやトレリス、またブロック積みで部分的に塀を立ち上げ目隠しをすることも効果的ではあるが、全面的にさえぎる場合と同様に周りに植栽を植えることも忘れて
はならない。
しかし、これらの方法が家を建てられた後からの計画全てに対応できるわけではなく、希望通りにまとめられる方が希である。従って、これから購入の予定のある方は、是非、間取り同様にエクステリアについても十分な検討をしていただきたい。■
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