★HABITAT:商店の減少 の意味するものは★

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No.085 商店の減少 の意味するものは(12/12,2000)  美里学

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 通産省の商業統計速報によると、1999年の小売店数は97年調査に比べ7.5%減の1407千店という結果がでている。82年調査から比べると何と約3/4に減っていることになるらしい。

 個人商店が減少し商店街が衰退していく傾向は依然として変わっていない様だが、この2年間で見る限り百貨店は14%、総合スーパーも13%減少しており、一概に個人商店だけが減っているという単純なものでもないということがいえる。

 商店の減少は、最近の景気の悪さが影響しているようにも思われがちだが、私は、消費者が「無駄な消費は行わない」という本来のあるべき姿に戻りつつあるだけのことではないかと考えている。その結果として、消費者のニーズに合っていない商品を扱っていた商店が競争に敗れ姿を消しているだけのことではないかと思う。

 これまでの商店には、店舗の数やその面積の大きさが売上げを左右していた面があり、競い合って事業拡大してきたようなところもあるのだが、今後の商店には、消費者のニーズに合った商品を適正な価格で取り扱うことができるかどうかが、より重要な課題になってくるのではないかと思われる。ということで、今まで以上に競争も激しくなり必然的に商店の数も適正数になるまで減りつづけることは避けられないと思う。

 今後、住まいにおいても「夢のマイホーム」と単に購入することが夢であった時代から、有効に活用することの重要性を誰もが認識する時代になっていくのではないかと思われる。新規着工戸数が減り、リフォームや耐久性のある住まいが建設されるようになり、数による利益を追求していた住宅メーカーや消費者のニーズをつかめないような提案をしている企業は淘汰されていくことは間違いないといえる。住宅業界においても、もはや商店の減少のように営業所や展示場の数だけで勝負に勝てると言う時代ではないといえるのではないだろうか。■

 

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