★HABITAT:車の保有率と駐車スペース★

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No.088 車の保有率と駐車スペース(12/27,2000)  美里学

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 国内の新車販売は、600万台を割り1980年度の低水準になっているが、日本自動車工業会の昨年の調査では、世帯の乗用車保有率は上昇し、8割近くに達していると発表されている。また、複数保有世帯も再び増加し、乗用車保有世帯の半数近くにまで近づいているそうだ。複数保有は、RV車と軽自動車という形態が2年前に比べて急増し、複数保有の5割を超えているとのこと。

 この調査からも分かるが、消費者が車を2台持ちたいというニーズが高まっていることは間違いないのだが、それとは相反し分譲住宅の販売広告を見ていると、利便性の悪い地区にも関わらず販売価格をおさえるために土地を小さく区画り、車が1台しか置けないような計画をしている事業主も目に付く。

 ところで、住まいの計画においては、間取りの計画を始める以前に敷地に対して占める割合の大きい駐車スペースについては十分に検討しておかなければならないポイントのひとつといえる。

 車の保有台数が1台と2台とでは、間取りをはじめエクステリアの計画にも影響を受けることになるわけで、間取りを優先するのであれば車は1台、2台駐車を確保するのであれば庭や間取りに制約を受けることも。このように車の保有台数による制約は実に大きいといえる。

 もちろん購入段階では、1台で間に合っているのかもしれないが、将来的にはもう1台必要になるということはよくある話で、そうなれば結果は路上駐車が増えて道路環境を悪化させ、住環境としても決して良好とはいえなくなってしまうことも十分に考えられるのである。

 注文、分譲問わず住まいづくりにおいては長い目で見て消費者のニーズに応えることができるビルダーを選ばなければならないが、消費者としても駐車スペースに関しては真剣に考えておかなければならない要素でもあることをよく知っておいていただきたい。

※駐車形態についてはHABITATエクステリア特集VOL.2も参考にして下さ い。■

 

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