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No.104 屋上緑化〜都市は緑に飢えているを読んで  (7/24,2001)
      (読者のお一人)

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 屋上緑化の推進はお止め下さい。
  東京都,川崎市等が屋上緑化を公式に推進し始めていますが、乾燥時に休眠する特殊な植物(コケ類)で緑化する場合を除き、夏暑い日本では、そのための貯水ダムが新たに必要になるので推進することは止めてください。理由は、

1) 屋根を断熱する方が、緑化する場合に比べて数倍省エネになり、しかも投資は少なくて済みます。つまり断熱の方が、より少ない投資で炭酸ガスの排出を抑えられ、ヒートアイランド現象をより効率的に抑えることができます。

2) 屋根を断熱した上にさらに緑化すれば良い、と言う意見がありますが、断熱すれば夏の日射を受けて断熱材の上に位置する土壌の温度は、断熱しない場合に比べて上がりますので、そこに植えた植物は枯れやすくなります。断熱すればするほどこの温度は上がります。

3) 高温に長く耐える植物は(乾燥時に休眠する特殊な植物を除く)ありませんので、温度を下げるには、水を撒いて蒸発熱で温度を下げるか、屋根の断熱を剥がすか、いずれかの方法をとるしかありません。もし水を撒いて温度を下げる手法を用いたとすると・・・その水の必要量は、渇水時に最大になります。

4) その量を計算してみましょう。
a)普通の植物(休眠する植物は除く)の生育に必要な水の量は、概略15リットル/m2・日であり、降雨量ゼロの夏場の日数を30日とすると、0.45m3/m2の水が必要になります。
b)もし、学校やビル10万棟の屋上(面積500m2/棟とする)を緑化するとすれば、約2千万m3の水が渇水時に必要になります。
c)これは神奈川県のダムの満水時の貯水量2億6千万m3の7.6%に当たり、渇水時には貯水量が減ってこの割合はもっと高くなり、必ず県民の生活に重大な支障が出ると思われます。
d)そして、もし水を植物に与えることができなかったら、植物は全部枯れ、やり直しになるのです。

5) ダムをこれ以上建設しないで済むように、水を大切にしましょう、と一方で唱えておいて屋上緑化を推進するのはいかがなものでしょう。なぜこのような誤解が生まれたのでしょうか?
 断熱と緑化では、省エネ効果に大きな差があることを見誤っているのではないでしょうか?
 緑化は地盤に根を下ろせる場所で行うべきです。

■プロフィール
  匿名希望■

住まいにひとこと No.003 「屋上緑化〜都市は緑に飢えている」


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