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No.126 年休消化の重要性も認識しよう (6/14,2002) 美里学
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「サラリーマンが有給休暇を全て消化すれば12兆円の経済波及効果と150万人の雇用を生み出す。」
財団法人自由時間デザイン協会、経済産業省、国土交通省の調査研究委員会がこのような試算を盛り込んだ報告書をまとめている。(2002.6.9朝日新聞より)
報告書では、サラリーマンに与えられている平均18日の年休の内、消化されているのは半分の9日と紹介されているが、私の知る限りで9日も消化しているサラリーマンの人も少ない。年休どころか休日出勤の振替休日を消化するのがやっとの人も多いのが現状ではないのだろうか。
さて、経済波及効果につながるかどうかは分からないが、休日を有効に過ごせることは家族の絆を深め、住まいづくりにおいてもきっとよい効果が得られるのではないかと思う。
しかし、現状HABITATのエクステリア相談のコーナー等を見ていても、予想外に女性の方からの相談が多く、「エクステリアなんか後からでもいい」という旦那連中を批判している主婦の方々も多い。要するに、エクステリアまで考える余裕が男性陣にはないような状況ともいえる。
ところで、大手住宅メーカーに勤務する知人から「サービス残業や休日出勤が多く、労働基準監督署から勤務管理についての指導を頻繁に受けているにも関わらず一向に改善される様子もない。」という愚痴を聞いたことがある。「土日がメインの仕事に加え平日の夜の打合せも多く、家族サービスもままならない状況だ。」というのである。
「そのような状況で、本当によい住まいを提案することができるのか?」という質問に対して、設計の知人曰く「適当に手を抜かないと・・・。」と。ただ、適当に手を抜かれてもそのことに気づく施主も少ない。というか、施主の方も真剣に考える余裕もないというのが現状なのであろう。
もし、休日に限らず日ごろから住まいづくりやライフスタイル等について家族と話すゆとりがあり、住まいの価値やエクステリアの重要性を認識していたとすれば、もっと満足できる住まいを得ることができた人は多いといっても過言ではないだろう。
何れにせよ、残業や休日出勤が美徳とされているような状況からは、プラス効果も何も生み出されることはないといえるのではないだろうか。■
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