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No.142 若松憲造のガーデニング講座「第1回 土づくり」  (2/21,2003)  若松憲造

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 これから徐々に暖かくなり、木々や草花が新しい芽を吹いてきます。そこで初回は庭づくりを楽しむためにも重要な土作り(土壌改良)について書いてみることにしましょう。まずここでは、植物の生育に良い土とは

・水はけがよい土
・根が伸びていける隙間がある土
・養分を適度に含んだ土

 と定義します。もちろん個々の植物の違いはありますが基本的な考え方です。

 水はけがよい土とは、雨水が地下に浸透していく土を指します。ですからきちんと土壌改良をしようと思えば根鉢の随分下まで掘らなければなりません。公共工事では、根鉢の下にパーライトという水をたくさん吸収できる土壌改良剤を使用します。滞った水を根鉢から離す(水に漬けない)と考えれば判りやすいでしょう。

 根が伸びていける隙間がある土とは、細い根が粒と粒の間を割って伸びていける土です。隙間がない土とは粘土です。きちんと改良しようと思えば随分な面積の土の入れ替えが必要となります。また、隙間がない土できっちり埋め戻してしまうと根が窒息してしまいます。それ以前に粘土のようなゴテゴテした土ではつかえてしまって埋め戻しが上手にできなく隙間だらけで枯れてしまいます。

 養分を適度に含んだ土とは、痩せすぎても肥料過多でもない土です。微生物やミミズがいてその土の中で生態系のサイクルがある土と考えれば判りやすいでしょう。化成肥料のような無機の肥料は、養分が溶け出てしまったらそれ以降効き目はありません。

 では、よい土に改良する処方箋を紹介しましょう。

 固い土や粘土は、土を購入し入れ替えるのがベストです。ただ現実には、購入土(山の土など)と改良材を混ぜるのが精一杯でしょう。ツルハシとスコップでできる限り大きく深く掘ります。養分のない土、乾いてしまう土は、土を掘って改良材を混ぜることになります。石だらけの土は掘って大きな石を取り除いて下さい。どうやっても掘れない場合は、土を盛って高めに植えてください。

 改良材は、バーク堆肥が主役になりますが、注意点としてバーク堆肥類は根の下には混ぜないようにして下さい。その他の改良材は、水はけの悪い土にはパーライト・乾いた土にはイソライト…。炭や酸素粒剤などもそれぞれの効果があります。良い土とはどんなものかをイメージできれば土壌改良剤のパッケージの説明書きが理解できるでしょう。また、どの深さに混ぜるものかも要チェックです。

 パンジーなどの小さな草花には、培養土のようなものが適します。今、既に植えられている木の土壌改良は、2m以上の木ならば幹から40cmくらいは離した場所にゴルフのグリーンのカップをあけるようなイメージで所々土を掘り土壌改良をして、根をそこに誘導します。もっと大きな木では、何メートルも遠くを掘る事になります。 

 土壌改良は、知識が必要なばかりか大変労力の要る作業で、予算の都合上、業者が請負った際にもきちんと施工できていないのが現状です。生育が悪いのは土のせいであることが多いので暖かくなる前に調べてみてはいかがでしょか。


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