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No.146 若松憲造のガーデニング講座「第3回 素材と質感」  (4/18,2003)  若松憲造

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 今回は、エクステリアの素材と質感について書いてみます。

 エクステリア(外構)には、様々な要素が含まれます。例えば、土留め(ブロック積やコンクリート擁壁・石組み)、舗装(レンガ敷き・石張り・タイル張り・砂利敷き)、外柵(フェンス・板塀・生垣)、その他(車庫・デッキ・テラス・照明・給排水などなど)。金物から木材、コンクリート・焼き物・石材などの素材が混在します。各々との相性との他に建物やサッシの色や植栽との兼ね合い、周囲の環境や近隣の住宅とのバランスも考慮しなくてはなりません。

 この様々な素材をいかに巧くまとめるか?それが設計者の腕の見せ所です。どうまとめたいのか?クリエイティブな作業です。しかし、現実には予算相応内にまとめざるを得ないというケースがほとんどです。予算的に無理な事は仕方のないことです。しかし、良心的な業者が予算をオーバーしてでもこちらのほうが良いと薦めることには耳を貸すべきでしょう。

 さて、素材と質感の世界へと話を進めます。 素材の選択は非常に重要です。通路は鉄平石で、花壇は黄色のレンガ積という組み合わせはどう思われますか?極端な話、門柱がプラスチックだったら?素材の選択の重要性は容易に理解して頂けるでしょう。しかし、質感の話になると「石で作って欲しい」「レンガを敷いて欲しい」と希望がある方でもこのレンガでないとだめという方はごく少数です。

 ところが、どんなレンガを使うかでまるっきり庭の質感は変わるものです。また、木製のラティスも値段が高いものから安いものまで色々です。これもまた庭をぐるっと囲った際には、まるっきり質感が違ってしまいます。高価なものが良いと言っているのではなく、高価な商品が高価な理由。言い換えれば、安い商品が安い理由について考えるべきなのです。でなければ200万円かかる工事を材料の質を落として130万円でやって貰えることになったと喜んでいても、出来上がりを見て130万円損をしたと後悔しかねません。

 重要な事は総額として一律コストダウンしないこと。例えば、門廻りと通路はお金をかける。でも車庫のカーポートをあきらめる。など、メリハリをつけることです。よく使われるコストダウンの方法を書き出してみます。

  1. レンガ→コンクリートレンガ・インターロッキングブロックに変更
  2. 石張り→コンクリート擬石に変更
  3. 目立つ場所だけ化粧ブロックや塗り壁、目立たない場所は普通ブロック
  4. 目立つ場所だけ高価なフェンス・目立たない場所は安価なフェンス
  5. ラティスなど木製品の厚みの薄いものを使用する
  6. 照明などアルミの製品から樹脂の製品に変える

 偽物を多用すること、厚みを薄くすること、軽い材料に変えることは大きく質感を落とします。ユニソンのサイト→商品ラインナップ→組積材のページでレンガとコンクリートブロックの違いをご参照下さい。
http://www.unison-net.com/index.html

 限りある予算をこだわる箇所にまわし質感の高い庭にしたいものです。最後に、コンクリート製品と石やレンガはよく似せてあっても経年変化(風合いを増す汚れ方)の程度が違うので10年後その差は思いのほか大きいでしょう。


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