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企業が新商品を出す毎に新聞は取上げその特徴等を紹介しているが、住宅メーカーの住宅も商品として扱われ同様に特徴等が紹介されている。ただ、いつ、どこのメーカーのものを見てもたいして代わり映えしないと感じるのである。
例えば、先日紹介されていた某大手住宅メーカーの新商品「団塊ジュニア向け住宅」の特徴も、
- シンプルで現代的な外観
- 子育てや家事を賢くこなせるアイテム
- ライフスタイルに合わせてつくれる空間
- 自分らしさを表現できるデザイン
- 家族といっしょに成長する家
といった内容が紹介されていた。
しかし、外観デザインの特徴を除けば、住まいづくりにおいては当前のことばかりだ。そのあたりまえのことを、あえて商品の特徴としてでも取上げておかなければ、顧客に印象付けるものがないのが今日の住宅メーカーの新商品ではないかと思うのである。
また、「団塊ジュニア向け」と紹介されているが、上記の特徴は何も団塊ジュニアに限ったことでもないだろう。50代の建替え顧客であってもこだわりの趣味やライフワークは持ち、自分らしさを表現したい人は増えている。
「団塊ジュニアは子供の頃からモノに恵まれた生活を送ってきているためこだわりがある」とも記載しているが、40代でも50代でも目は肥えている人は多いし、もちろん家族との団らんも望んでいる。
若いファミリー顧客と建替え顧客のニーズには異なるものがあって当然なのだが、若い顧客も必ず年をとる。その時のことも考えた住まいづくりの提案をなうのが、住宅を供給する側の使命ではないかと思うのだが、団塊ジュニアならこの商品というような展開にはやはり納得のいかない部分がある。
「こだわりを具現化し自分を主張できる提案」、「趣味やライフワークを楽しむための提案」も盛り込まれているというのだが、何が自分を主張できる提案なのか、何が趣味を楽しむための提案というのだろうか。
大手の住宅メーカーの新商品といっても、住宅を商品としてしか扱っていなければ、そこからは企業としての住まいづくりのこだわりは何も見えてこないのである。
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