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No.180 エクステリア商品の流行り廃り (9/3,2004) 美里学
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先日あるエクステリアメーカーの展示会で近くにいた施工業者らしき人が、「レンガや枕木はもう飽きた!」と。そして、エクステリアメーカーの人に「もっといい商品はないのか?」と言っているのを聞いた。
この会話を聞いて何も感じない人もいるかもしれないが、施工業者が「レンガや枕木は飽きた!」という言葉を口にするのにはどうも納得がいかない。何故なら、素材やデザインの要望を出すのは施主であるエンドユーザーなのに、業者が飽きたから使いたくないというのはどう考えてもおかしな話しである。
ところで、過去にもリブの付いた化粧ブロック(以下リブブロック)が大流行した時期があった。それまでは、普通ブロックに左官や塗装で化粧を施さなければならなかったのだから、工期や手間を省けるので、施工業者にとっては大喜びだったに違いない。ただ、新規現場の多くでリブブロックが使われるようになってきたので、誰が言い出したのか分からないがリブブロックが徐々に敬遠されるようになり、今や殺風景な材料の代名詞のようになってしまっている。
また、リブブロックのような化粧ブロックを使った外構には単に積んで囲ったというだけの門や塀が多く、積み方を工夫して雰囲気がよいと感じられる外構は本当にまれだ。業者は「飽きた!」という言葉を口にはしているが、実は工夫すればまだまだ使える優れもののブロックであることはあまり認識されていないところである。
リブブロックの製造メーカーでもどのように積めば雰囲気のよい外構ができるのか勉強不足であるところが多いが、シンプルな素材だけに建物や外構との調和を考えればどんな外構にも合わせることができる良い材料といえる。
さて、本来仕上げ材料というのは施主であるエンドユーザーが決めるべきなのだが、エクステリアに関しては施主の知識不足をよいことに施工業者が提案した材料や商品がそのまま決まってしまうことが多い。そのため、業者も「飽きた!」というような言葉を口走ってしまうのかもしれないが、このような現象は単に施主であるエンドユーザーや建物の設計士が主導権を持たなければならないところを逆にエクステリアの知識がないが故に施工業者に主導権を握られてしまっているともいえるのではないだろうか。
施工業者の中には、既製品を上手く利用して「おっ!」といわせるような作品を残している業者も存在する。全ての施工業者とは言わないが、少しでも住まい手である施主の立場にたった物づくりを行なおうとする業者が増えれば日本の街並ももっと良くなってくるのではないかと思うのだが・・・。ただ、そのためには住まい手や住宅の設計士もエクステリアまで含めた住まいづくりの重要性をもっと認識しなければならないと思う。
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