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No.190 2005年これからの住宅供給 (1/28,2005) 美里学
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毎年元日の新聞広告やチラシをチェックしているが、今年は昨年に比べて住宅関連の企業の広告は少なかったように思った。
2-3年前までは、元旦からの展示場オープンや物件販売の情報など、販売を競い合うかのような広告が多かった。しかし、昨年は「幸せや思い出」「健康と安全」、今年も同様に「環境」や「防犯」、「暮らし」や「個性」という抽象的な言葉で住まいづくりに応えていく姿勢をアピールしている企業が目立ってきた。
さて、年明けの朝日新聞にある民間の研究所の最近の「買い物のスタイル」についての記事があった。内容は、
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不況下で、生活者は、自分の生活のレベルを下げずに自分の生活を守る様々な挑戦を続け、限られた家計の資源の有効活用に知恵を絞り、そしてその人なりの『新しい消費スタイル』を身につけた。
「一呼吸消費」といわれる、欲しいものがあっても、すぐには買わないで、1週間でも、1ヶ月でも待ってそれでも欲しければ買うという「待ち得消費」だ。欲しい商品をバーゲンやワゴン販売になるまで待って、安くなってから買ったり、スーパーの閉店近くまで待って半額シールがはられてから買う人。買う前に、インターネットで買いたい商品のことや競合商品を、どの店が安いかを調べてから買う人も・・・。
不況のなか、人は失敗しないようにじっくり時間をかけ、調べ、納得してから買うことを学んだため、景気が回復しても、生活の苦しみの代償として手に入れた消費スタイルを突然やめたりはしない。
今後はゆっくり消費していく時代となり、それに対応するにはじっくり情報を提供し納得してもらえるような、ゆっくり売る消費前戦略が必要となるだろう。
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年明け早々のNHKのある番組では「今後も少子高齢化が進むが、一人当たりの豊かさは増すだろう・・・」と解説されていたが、人々が豊かさを望めば望むほど安易な購入はなくなり、特に住まいのように長く使い続けるものに関してはより慎重に購入を考えるようになるのは間違いないことなのだろう。
広告やCMだけを見ていると住宅業界も住まいを商品として扱わなくなってきたかと感じることもあるが、実際に現場ではまだまだ販売総額重視の目先の事業展開が行われているのが現実だろう。
しかし、企業側も対外的イメージと現場とのギャップが広がることはマイナスイメージになるだけなので、世間の一般常識としてこれまでのような販売や契約を急ぐような供給手法が認知されないようになるのも、ひょっとしてそう先のことではないのかもしれない・・・と少しは期待したい。
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