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No.215 収納もカリスマ? (2/17,2006) 美里学
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カリスマ理容師とかカリスマリフォーマーのように、職業の上にやたらとカリスマを付けたがる傾向にあるが、住まいの収納に関する部分まで「収納のカリスマ」と呼ばれる人が出現してきている。
本来、住まいの提案は設計士が行うものだったのではないかと思うのだが、近年設計士は外観デザインや間取りを優先するのか、インテリアの提案をコーディネーターというジャンルの人に任せる傾向が強い。(これは住宅だけでなく建築全般に言えることかもしれないが・・・)おかげで、住宅メーカーにはインテリアに関する知識のない1級建築士も多いと聞く。
かといって、インテリアコーディネーターに空間的提案要素の高い収納の知識がどれだけあるのか、その提案力は人によって個人差が大きいといえる。従って、住んでから収納に不自由を感じる人が多いという現状にも納得いく話なのである。
そこに登場したのが「収納のカリスマ」だ。ガーデニングブームも去って次の話題がマスコミには必要なのだろうが、マスコミでもてはやされている人の書籍を見たものの、決して特別な考えで特殊なことをしているわけではない。なのに何故もてはやされるのか・・・ということを考えると、設計士やインテリアコーディネーターのスキル(提案力)がエンドユーザーのニーズに応えられていない状況を、マスコミが上手く利用したと言わざるを得ない。
情けない話ではあるが、「収納のカリスマ」と業務提携して1棟100万円近くも支払って収納スペースの提案をしてもらっている大手住宅メーカーもあると聞く。
ここで、設計士やインテリアコーディネーターのスキルの低下を愚痴ってもしょうがないが、これから住まいを購入しようと考えているエンドユーザーには、外観や間取りといった目に付く部分ばかりを優先して考えるのではなく、収納といった日常の生活に不可欠な部分も、並行して考えるようにしていただきたいのだ。
ただ、決して書籍で紹介されているよな部分的な収納計画だけを優先しても、総合的に満足できる住まいが得られるわけではないということは、認識しておいていただきたい。
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