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No.221 住まいにはある程度の価格が必要なのか・・・  (5/13,2006) 美里学

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 連休の間に少したまっていた資料を整理した。

 4年前に「顧客に長く住んでもらえる商品を提供するには、ある程度の価格は必要・・・」といっていた大手ハウスメーカーの社長の言葉に目が留まった。今は会長に退いているものの、このメーカーでは健康をテーマにした高級な住まいづくりが展開されている。

 他にも、有名な建築家やデザイナーとコラボレーションしてホテルで相談会を行うメーカーや、ソーラ発電を標準搭載した環境に配慮した住宅を展開するメーカーなど「ある程度の価格の住まい」づくりに各社余念がない。

 戸建て住宅市場は少子高齢化や人口減で需要が縮小傾向にあり、この難局を打開しようと、あの手この手で需要掘り起こしに知恵を絞らなければならないのだ。

 ところで、統計によると大手系のハウスメーカーの建設単価は上がっているものの、現場の声を聞く限りはまだまだ低価格域での価格競争が激しい。あるハウスメーカーで商品開発に携わる知人も、社長が対外的に宣伝しているコメントと、住宅事業を推進する役員との意見の違いに日々戸惑うといっていたが、それが現実なのだろう。

 高齢化社会をテーマにしたセミナーでの大学教授の話では、2022年を境に住宅需要は減ると。ただ、これは建替えやリフォームも含んだ話であって、1次取得だけをみればその需要はいつかげりがみえてきてもおかしくないような状況とも。

 「ある程度の価格の住まい」であれ「低価格な住まい」であれ住宅産業も厳しい時代になるのは避けられそうもない。


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