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No.225 どうなるエクステリア・・・  (7/8,2006) 美里学

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 少し前の朝日新聞に、日本建築学会、組積造関係小委員会の根井(ねい)委員の記事が掲載されていた。粗悪なブロック塀が多いこと、またそれに対しての検査体制や、万が一の倒壊した場合の法的責任の明確化について述べられていた。

 記事にも掲載されていたが、ブロック塀や土留擁壁のような工作物も、建物と同時に建築確認申請を提出すれば検査の対象になる。しかし、入居を急いで建物だけ建てて、ブロック塀や土留擁壁、すなわちエクステリアに関する工作物がないような図面で申請すれば、当然検査の対象になるものはないわけである。このことが、エクステリアにおいて粗悪な工事がまかり通っている原因のひとつでもあろう。

 私もこのメールマガジンで、建物とエクステリアの同時提案の重要性を、何度も語ってきたつもりだが、そう簡単に状況が変わるものではないことを実感している。

 確かに、住宅メーカーのCMや広告等を見ていると、少しは外構や植栽にも関心が持たれるようになったようみえるが、現実は建物の契約が優先で、エクステリアに関しては別途であったり後契約にされていることが多い。これは「少しでも早く建物本体の契約が欲しい」という請負側の都合もあるが、施主に関しても間取りにしか関心がない人が多いため、どうしてもエクステリアが後回しにされてしまう。その結果、後から後悔する人が減らないばかりか、粗悪な工事による震災時等の被害へとつながることにもなるのだろう。

 住宅のエクステリアというのは、安全面だけでなく意匠面(デザイン面)においても、まだまだ調査や研究の遅れている分野だと思う。

 少し前にブームになったガーデニングというのは、マスコミやエンドユーザーから巻き起こって、エクステリアの業界にも何らかの影響を与えたとは思うが、我々専門家はもっと問題意識をもって仕事に取組んでいかなければ、今のままでは何の啓蒙も行われていないに等しい状況と言えるのではないかと思うのである。


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