Q: 9月の最終日曜日までに西洋芝を種まきしようと思っています。新築して半年ぐらいの土地なのですが、以前は雑木林みたいになっていたところを更地にして建てました。
庭は北向きで、昼前後の2〜3時間はよく日があたります。庭には表面にまさ土が10cmぐらいひいてあるのですが、土壌改良はどうすればいいでしょうか。
また、西洋芝を蒔く点で、注意点はあるでしょうか。よろしくお願いします。(京都府 めざしくん) |
A: 西洋芝ですか・・・・あまりお勧めはしません。日本の気候風土では生育条件が良くないですよ。昼前後の2〜3時間しか日が当たらない北向きの庭。条件は厳しいですよね。
もし絶対西洋芝と言われるのであれば、排水をきちんとしてください。芝生には水は必要ですが、水溜りは良くありません。西洋芝は、蒸れると病気などになりますし、成育も悪いです。ですから種を蒔かれるのであれば、きちんと上水を排水できるように水勾配を取り水を溜めないようにして下さい。
また、管理も大変ですよ。夏場だと頻繁に刈り込んでいないと間延びしてしまいますし、伸びた葉で内部が蒸れて病気などになりやすいです。私の知っているお宅は、全面西洋芝にされておりますが、ご自分では管理できないために、ゴルフ場を管理している会社と契約されており、夏場などは3日に1回の割合で芝刈りなどをされております。きれいに保とうと思ったら結構大変ですよ。
土壌改良・・・簡単にできる方法は、有機質の混合肥料を芝生予定地に全面散布して攪拌します。そこに芝生の種を蒔いてください。ただ、日本だと、これから秋になりますしね・・・・マア、この機会にと思っておられる事でしょうから・・・・でも、来春まで待って種を蒔かれては如何ですか?その方が多分きれいに早くなると思いますよ。(遊庵) |
返事: 長々と丁寧なお返事いただきまして、誠にありがとうございました。確かにどの園芸誌やホームページを見ても西洋芝は難しいと書いてあり、悩んだのですが、どうしても冬になって枯れてしまうのが嫌
で西洋芝を選びました。
それに西洋芝の種まきは、一年中の中で9月から10月が一番良いと専門のコーナーで書いてありました。それに今回蒔く西洋芝はトールフェスクの改良型で、暑さに強く、病気にもかかりにくいとなってました。(もちろん絶対かからないと信じているわけではありませんが)
ですから私みたいなわがまま者でもうまく栽培していけるようになればと思っています。最近特に輸入住宅風の家が増えていて、それに合わせて西洋芝がいいといわれる方が増えています。またできましたらお力添え下さい。どうもありがとうございました。(京都府 めざしくん)
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A: そうですか・・・・勉強不足ですね。でもあえて言わせていただくなら・・・・・実は知り合いの業者さんが新しい品種の西洋芝で痛い目にあっているんですよ。時期も昨年の今ごろでしたが・・・・・・今年の春に全滅に近い状態になり枯れ補償でもめたんですよ。
あるハウスメーカーのひ孫請けで仕事をしていたのですが、お施主様のたっての希望で見積もり外の西洋芝を使用したんですが、値段が高く赤字を出してしまい、メーカーからも赤字分の補填は無く、おまけに「枯れ補償をしろ」と言われ頭にきていたんです。
専門書の知識も否定はしませんが、現場で実際に仕事をすると知識とは違う出来事も 起こります。また、棲んでおられる方がいかに手をかけられてるかで、仕上がりは全然違ってきますよ。改良型の芝生・・・・・これも不安ですよね。お米でも除草剤で枯れない米が実験栽培されてます。
遺伝子を組替えたものです。病気に強い、暑さに強い・・・・なんか不安な気がします。
ともかく、ご自分できちんと管理してください。それが一番キレイな芝を保つ方法です。不精はいけませんよ。
それともう一つ・・・・刈り取った芝は必ずご自分で処分してください。特に種子をつける時期の刈り取ったもの、ライナーなどもキチンとです。他のお家とかでは生えないようにしないといけませんよ。芝生は嫌と言われるお宅もありますからね。
また、生態系を壊す事にもなります。外来種は強い植物が多いですからね。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、自分がつくっている庭が付近の生態系を取り込んだ庭をつくっているものですから、この事はあえて言わせていただきます。(遊庵) |
追加Q: またまた丁寧なお返事たいへんありがとうございます。おっしゃるとおり家は輸入できても、気候までは輸入できません。ですから元来温暖な国である日本には、寒地型の西洋芝は向かないのかもしれません。にもかかわらず改良型を作ってまで無理に日本に合わせようとする努力自体、遺伝子組替えとうもろこしみたいに危険なものなのかも知れません。
ただ冬に緑の芝というものは大変なあこがれでもあります。イングリッシュガーデンが最近(いや昔から?)人気があることからしても、私みたいな無謀な人間は後を絶たないでしょう。それからしてもお宅様のようなQ&Aには無茶な質問がこれからも続くと思われます。
ところで環境問題ですが、気を使うというほどではないのでしょうが、土壌改良や肥料等にはEM活性液を利用しております。他の植栽等にも農薬は使用して居りません。ただ、充分に使い方を理解しているとは言えませんので、詳しい利用方法(特に芝について)ご存知であれば、お教えいただけませんでしょうか。
またオーバーシーディング(夏芝のテイフトンと寒地型のペレニアル)も考えております。またご教授下されば、幸いです。(京都府 めざしくん)
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A: 芝生については専門家ではありません。(事前にお断りしておきます。)
私が、お施主様にお薦めするのは、あくまで天然の素材を使った天然の堆肥とか殺虫剤などです。昔の落ち葉かきを利用した堆肥とか、コンポスト、ぼかし堆肥、木酢液を利用した土壌改良や殺虫効果(忌避効果)などです。リサイクルからもう少し進んで、リサーキュレーション。循環型の家庭内消費生活です。こんな家庭が増えれば・・・・・環境は良くなっていくのでは?と思っています。
「オーバーシーディング(夏芝のテイフトンと寒地型のペレニアル)も考えております。またご教授下されば、幸いです。」言っておられる事は判りますが・・・・・私のつくる庭は、「暮らし」の中でより自然に利用でき、建物の工夫と庭を組み合わせ、過ごし易い環境を少しでも作ってさしあげたいと思って工夫しております。その中で、せっかく四季のうつり変わりのはっきりとした日本の自然を庭でも感じていただきたいと考えております。ですから自分自身、芝生を庭の中で使うとしても、野芝しか使いません。
また、一年中緑の地被が欲しいのなら、そんな植物を植えるようにしております。ですから、西洋芝については正直なところあまり興味を持ちませんでした。(遊庵) |